教えてほしいパート

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部材と工法は標準化しているほど流通市場が形成されやすいが、日本の場合はばらばらである。
特にハウスメーカーが客の囲い込みをねらって各社ごとに特殊な基準をつくっているが、社会全体の利益を考えればより共通性を高める必要がある。アメリカやカナダ、オーストラリアの2×4工法(ツ−・パイ・フォ−工法)は歴史を持っているが、あれも部材・工法の標準化の一つの例である。
80年ぐらいアメリカやオーストラリアのドゥ−・イット・ユアセルフの店に行くと、普通の人ではなくてプロの工務店の人が皆買いにきている。そこで最も重要なのはドアと窓枠の標準化で、デザインや大きさはいくら変わってもいいが、基礎的なゲージは同一でなければならない。
ところが日本では、サッシすらゲージをハウスメーカーが指定して、同じ銘柄のサッシでもハウスメーカーごとに違えてしまうので、標準化に逆行してきた。戦後の高度成長期にとにかく独自色を出してお客を抱え込もうという努力を皆でやってきたことが慣行化してしまい、市場の標準化が進まないのである。
部材・工法の標準化で政府がやれることはJーS規格などの建築規格の整備ぐらいで、基本は社会的に流通する商品がいい商品なのだという考え方を、産業界が価値観として持てるかどうかの問題である。法律で強制するわけにもいかないし、日本民族の熟度が試されているということであろう。

参考までに言うと、「住宅市場整備行動計画」というものがつくられており、それに基づく住宅市場整備施策を集中的に講ずることにより、2015年までには既存住宅の保証制度に加えて既存住宅の点検や既存住宅の性能評価、表示システムの整備や成約価格情報の充実等により、既存住宅の質に対する信頼を向上するとともに取引を活発化し、ファミリー向けを中心として既存住宅の流通量を倍増(約30万戸強)することを見込んでいる。リフォームはこれから非常に重要になる。
なぜなら、住宅ストックの蓄積が過剰とも言えるほど進む一方で、所得の上昇率が鈍るのと裏腹に金利上昇リスクが予想され、新しい家を持つことのリスクが高まっていく。そのため過剰に蓄積された既存住宅ストックの有効活用という意味で、リフォームの重要性が増していくからである。
それと同時に、リフォームによって住宅の質の向上を図る必要がある。問題は、リフォームについての情報が極めて不足していることだ。

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